2024年9月6日(金) に、(株)テックデザイン主催 ChatGPTに過去トラ・事故例を学習させ、ノウハウ活用・技術伝承に活用する のセミナーを実施しました。
【概要】
日本における多くのものづくりの会社では、技術伝承やノウハウの活用が進まない現状があります。昨今の人材不足によってこの問題はさらに顕著になってきています。しかし、この問題に取り組まないといけないことは分かっていても、日常の業務に追われてなかなか進まなかったり成果が出ていなかったりするのではないでしょうか。
実は、これらの技術伝承やノウハウ活用の問題解決に、ChatGPTがとても有効に活用できるのです。今回活用するのは、ChatGPTの新機能である「GPTs」です。GPTsは2023年11月に登場した、ChatGPTを自分でカスタマイズすることができる機能です。このGPTsが登場したことで、ChatGPTによってできることが大きく広がりました。
ところが、GPTsを利用するには、業務効率化のためのアイデアを利用者が考えて、GPTsの仕組みを「設計」していくことが求められます。そのため、GPTsを知っていたとしても、活用するためのハードルが高いと思われる方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
【内容】
1.暗黙知を形式知に
- 技術伝承やノウハウの活用はなぜ進まないのか
- 技術伝承の一般的なプロセスと問題
2.ChatGPTの新機能「GPTs」とは
- GPTsの概要
- GPTsでできること
3.GPTsによるノウハウ活用・技術伝承の仕組化
- 過去トラブルリストの学習
- 市場事故事例情報の学習
- 指摘事項リストの学習
4.構築したGPTsによる仕組みの活用法
- 情報セキュリティ上の設計時の壁打ち相手としての活用法
- FMEAのひな形作成としての活用法
- チェックリスト作成としての活用法
- 仮想的なデザインレビューとしての活用法
5.MyGPTsの作り方
- GPTsの設定内容について
- 作ったGPTsの公開について
- ファイルアップロードの概要
- アクションの概要
6.GPTs使用上の注意点
- 情報セキュリティ上の注意点
- 知的財産権上の注意点