~テックデザインのエンジニア向け生成AI講座シリーズ【#2】~
2024年7月19日(金) に、(株)テックデザイン GPTsで始める仮想デザインレビューの基礎と実践 のセミナーを実施しました。
【概要】
2023年11月、ChatGPTを自分でカスタマイズすることができる新機能として登場した「GPTs」。
これまで、ChatGPTをカスタマイズするには、APIを利用して独自に開発を行う必要があり、プログラムの知識がない人にとってはハードルが高く、OpenAIが提供するブラウザ版のChatGPTの枠組みの中でしか利活用ができませんでした。
しかし、この「GPTs」が登場したことで、ChatGPTの有料版ができることが大きく広がりました。ChatGPTを業務利用する側面においても、これにより社内の事情に合わせたチューニングが可能となっています。
しかし、多くの生成AIでは、利用の際に入力した情報がどのように学習に利用され、どのように出力される可能性があるかについて不透明な状態です。また、生成AIの利用が著作権侵害とならないように注意が必要になる場合があります。
ところが、GPTsは使いやすい機能であるとはいえ、具体的な業務のシチュエーションを想定し、適切にカスタマイズしていくには、そもそも業務効率化のためのアイデアを考えて、GPTsの仕組みを「設計」していく能力が求められます。
そのため、興味はあるものの、なかなか本腰を入れて業務利用に着手できていない人が多いのではないでしょうか。
そこで、本講座では、製品開発の現場レベルで業務利用できるGPTsのアイデアとして、「仮想デザインレビュー」を取り上げ、具体的なGPTsの設定方法や活用方法を説明します。また、GPTsを利用することで起こり得るトラブルとその注意点についても解説します。
【内容】
ChatGPTの新機能「GPTs」とは
- GPTsの概要
- GPTsでできること
MyGPTsの作り方
- GPTsの設定内容について
- 作ったGPTsの公開について
ファイルアップロードとアクションについて
- ファイルアップロードの概要
- アクションの概要
GPTsで仮想デザインレビュー
- デザインレビューとは
- 仮想デザインレビューの実施例
GPTs使用上の注意点
- 情報セキュリティ上の注意点
- 知的財産権上の注意点
GPTsのその他の利用可能性
- 「あの人に聞いておけば間違いない」ができるチャットボットとしての利用
- 規格に詳しいアシスタントとしての利用