2024年7月5日(金)に、(株)日本テクノセンター主催 生成AI活用におけるガイドラインの作成法と注意点およびそのポイント実践講座 のセミナーを実施しました。
【概要】
ChatGPTをはじめとする生成AIが登場したことで、そのクオリティの高さから様々なビジネスシーンへの利用が進んでいます。
しかし、多くの生成AIでは、利用の際に入力した情報がどのように学習に利用され、どのように出力される可能性があるかについて不透明な状態です。また、生成AIの利用が著作権侵害とならないように注意が必要になる場合があります。
このように、生成AIの利用は注意が必要だと言われているものの、具体的に従業員にどのように注意させたらよいか分からない会社が大多数です。一方で、危険なものとして禁止してしまうとビジネスの幅が狭まってしまうため、生成AIを従業員に適切に利用してもらうための仕組みづくりが急がれています。
本セミナーでは、法律の専門家および知財の専門家である講師が、生成AIのしくみ、個人情報保護法や著作権、適切な利用例、ガイドライン作成例など詳しく解説します。本セミナーを受講することで、生成AIを業務利用するうえで理解しておくべき点と注意すべき事項を網羅したガイドラインを自社で作成できるようになります。
【内容】
1.生成AIの利用シーンと内容
(1).生成AIの種類
(2).業務利用例
a.新機能のブレーンストーミング
b.短時間の定例会議の議事録作成
c.要件定義書等の技術文書の作成
d.技術演算
e.プロダクトデザイン
f.仮想デザインレビューの壁打ち相手としての利用
2.生成AIの仕組みとポイント
(1).文章生成AIのしくみ
(2).画像生成AIのしくみ
3.生成AIの利用上考えられる問題と事前の対処法
(1).前提
(2).会社の秘密情報(個人情報)の問題
(3).産業財産権の問題
(4).著作権の問題
(5).肖像権やパブリシティ権の問題
4 .ガイドライン作成の対処法と注意点
(1).従業員に周知・徹底させるルールや基礎知識のまとめ方
(2).参考となるガイドラインひな形
5.今後注意すべき点とそのポイント(生成AIの使用リスクと回避策)
(1).生成AI利用規約の変更の可能性
(2).社内ルールの策定・教育・適正な利用のチェック
・生成AIの利用が著作権侵害とならないように注意が必要
・生成AIを従業員に適切に利用してもらうためのポイント
・生成AIの使用リスクと回避の方法
・関連する法律の基本的な知識
6.まとめ